カット野菜工場から冷凍野菜工場、そして直営のスーパーまで作ってしまった農業生産者がいる!

玄米アミノ酸 NHKの「プロフェッショナル」という番組で取り上げられた生産者がいる。千葉県の木内博一さんである。木内さんは92名もの生産者のリーダーである。

生産者が集まって販売会社を作ったのである。現在の売上高は50億円にもなる。単純に生産者の数で割ると生産者一戸当りの売り上げが5千万円にもなる。

 木内さんが販売会社を作ったのは理由がある。小さい頃から農業だけはやりたくなかった。高校を卒業して就職をしたがうまくいかない。仕方なく実家の手伝いをすることになった。母親の後について農作業を始めると仕事の厳しさがこたえた。こんなにも辛い仕事をして子供を育ててくれたのかと思うと涙がこぼれた。



 何よりもびっくりしたのは収入の少なさである。母親が自由に使えるお金はまったくなかった。欲しいものが何一つ買えないのである。母親が収入を得られるようにしたいという気持ちからビジネスは始まった。



 木内さんのビジネスは型破りだった。農協はもちろん通さない。自分で作ったものを自分で売りさばいたのである。これが大当り。仲間にも声をかけて販売量を増やしていった。



玄米アミノ酸
 規格外の野菜でカット野菜の工場を作った。旬に大量生産できるものは国産の冷凍野菜にして売った。冷凍工場まで作ってしまったのである。事業が成功するほどに周囲からは冷たい目で見られるようになった。「木内の息子は好き放題に勝手にやっている」と陰口をささやかれるようになったのである。



 あまりにもひどい陰口を言われるので父親が涙を流したことがあったそうである。やっかみである。周囲の人たちには木内さんの成功しか見えていないのである。成功するまでにどれだけの努力をしたのかなんて考えようともしない。さらに都内に直営スーパーを出店したり、事業をさらに拡大している。



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 木内さんの事業は生産者の目線で消費者の要望にこたえていくところに特徴がある。例えばカット野菜はスーパーの惣菜売り場からの強い要望で作られている。冷凍野菜を作る時は畑の都合で工場を動かす。24時間稼働することも珍しくないそうである。農家の強味を生かしたすばらしい事業展開である。農家はもともとこのような事業が可能なはずなのである。農協はこの役割を果していなくてはならない。



 現実は見ての通りである。生産者は少しも収入が増えない。儲かるのは農協だけである。木内さんの「和郷園」は違うのである。生産者が利益を取れる仕組みになっている。一戸当りの売上げは最高で3億円もあるというのである。木内さんのような農業事業を展開する人がもっと出てきてもいいと思う。そうしないと生産者が高収入を得られることはないような気がする。

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