収穫後にある“重要な情報の見つけ方

 どんな場合でも「前ぶれ」とか「手がかり」というものがある。いきなり病気にはならない。なんとなく調子がすぐれない。病院に行ったら胃に腫瘍ができていたという具合にである。

 植物の場合は収穫後がポイントなのである。手がかりがそこにある。手がかりの見方がわかるようになると次の栽培の大きなヒントになる。この重要な情報を見すごしている人が非常に多いのである。手がかりというのはいつでもあるわけではない。ある一時期にしかないものなのである。それが収穫後なのである。




?根っこを引き抜いてみよう
 栽培をしている途中の状態では根っこは引き抜けない。収穫をした後に引き抜いてみる。引き抜くと言ってもエイヤで引き抜くのではない。土をかきわけて、どのように根を張っているのかを見る。根の太さ、毛根の数、根の張り方、根の深さなどをじっくり見るのである。ゆっくり土を掘ってみれば根はどこでストップしているかもわかる。もしロータリ耕でざっと耕作しているとしたら作土の下まで根を張っているわけがない。硬い土層でストップしているはずである。なぜ土を深く耕さなければいけないのか実感できるのである。




?生育不揃いの場所を掘り返す
 畑に作物を植えると必ず生育の良い所と悪い所が出る。均一にすべて成長している人は超一級の腕前である。そんな人はほとんどいない。だいたいデコボコがある。




 そこに情報がある。その場を掘り返してみるのである。そうすると意外な事がわかる。土がジメジメしている。土壌は真平ではない。必ずデコボコがある。そのボコの所に水が集まる。水が集まると水が腐れる。悪い虫が出る。病気が出る。




 対策としては排水を良くすることである。これだけで次回の収量はまったく違ってくる。ほんのわずかの事である。しかしこの収穫後の推理をするか、しないか、で大きく違ってくる。




?土の微生物の量
 自分の土壌がどうなっているか、それは土の臭いと味でわかる。表層、20cm〜30cmくらいの3ヶ所の味と臭いを見る。酸性化していると酸っぱい、苦い。微生物が多くいるといい香りと甘い味がする。このテストをする時は食事前の空腹時である。水を用意して、口に入れ、ゴボゴボと洗浄してから味と臭いを見る。これだけでも自分の土壌の状態がよくわかる。





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