肥料の害もなくなって豊作・豊作で喜び

肥料の害もなくなって豊作・豊作で喜び

 「肥料はやるな」を繰り返しているとストレスにならないかと心配である。生産者は肥料をやる事が本能的になっている。やらないと不安でたまらないと、心理状態も非常に理解できる。そこで市販されている肥料の中で、どんな種類を選べばよいのかをお伝えしよう。土って何だろうの箸休めのようなものとして読んで欲しいと思う。

 一番におすすめしたいのが化成の被覆肥料である。樹脂でコーティングしてある。農協で売られているロングと言われる肥料である。樹脂の先に小さな穴があいていて、少しずつ土の中に浸透する。だからロングと言われている。

 日本はこのように固型肥料が中心である。農業先進国は液肥が中心である。固型はほとんどない。酸性土壌とアルカリ土壌の違いがこのような結果になったと思われる。

 なぜロングの被覆肥料をすすめるのか理由がある。化成肥料の濃度障害をなくすことが出来る。化成肥料の1番の欠点は濃度障害である。急激に土壌が酸性化する。酸性化が極度に進行すると砂漠になる。ペんペん草一本生えないと言う事になる。土壌に対するマイナスの面がなくなる。それだけでも大変な収穫である。

 2番目のメリットは効力が長いと言う事である。60日〜120日の効力期間がある。バイレショなどは約100日なので栽培期間中、ずっと効力があるという事になる。収穫期間の長い果菜類も同じである。トマト・ナス・キュウリなどには向いている。

 3番目に投入量が少なくてもいいのである。普通・化成の投入量の5分の1くらいですむ。経済的である。10アールでロング20kgも投入すればいいと思う。20kg2000円だから10アール2000円という事になる。この量でチッソ換算3kg程度になるのではないだろうか。

 4番目に病害が減らせる。化成肥料の濃度障害は病害も多発する。ロングは少しずつ効力が出るので病害予防にもなる。被覆肥料は継続的に使っても、デメリットが少ない。有効成分を長期的に活用することが出来る。 次に草炭と泥炭をダンゴ状にしてある有機肥料がある。20kgで1200円〜1300円ぐらいである。チッソ・リン酸・カリ、成分が5対5対5の割合で入っている。この肥料の良さは有効利用率が50%と高い事である。他の有機物肥料が10%前後の利用率である。なぜ有効利用率が高いかというと有機物の無機成分が多く入っているからである。10アールで40kg程度の散布量が適量だと思う。チッソ分で20kg程度になるのではないだろうか

 またイオウをダンゴ状にしたものもある。イオウコーティング肥料である。チンゲンサイを連作する場合などに使われる。ほ場に腐食分が少ないと感じた人向きである。
有機で一番使われているのが有機配合肥料である。魚カス・ナタネカスなどの配合した肥料である。この肥料は果樹栽培に向いている。果樹のほ場は表面に草が生えている。この上にバラバラとまくだけでいいのである。

 野菜の栽培にも多く使われているがあまりおススメはしない。リン酸成分が強すぎるのである。

 市販されている肥料を有効活用する目的は利用率をあげて害を少なくする事である。この目的が達成されないものは肥料として意味がないと考えてもらえばいいと思う。例をあげると水田によく使われる「イソプチール」などである。ゼオライト配合の肥料・土づくり肥料固型と液肥の中間、ペースト肥料なども期待できないものである。すでに使われていて、コリゴリされている方も多いと患う。ダメな理由はあげないけれども一般的に肥料の有効利用率が低いか、偏っているかのどちらかである。

 さて、いままでに紹介した肥料は土壌への害をいかに少なくするかという目的で案内をした。マイナス面を消すという事である。しかしプラス面を望む事はできない。味が良くなる。品質がよくなるという期待はできない。まずマイナス面をなくす。それからプラスに転換するのである。マイナス面がなくなれば土壌は普通状態になったという事である。ここからプラスにする事はむずかしくない。

 玄米アミノ酸のぼかしをドンドン投入すればいいと思う。効力は短期間にガーンと上昇するはずである。微生物の繁殖力がまったく違ってくる。もちろん、味も良くなる。品質もそろってくる。ロングの無機肥料を併用する場合は同時でも良い。本来は玄米アミノ酸のぼかしを入れてから、ロングの無機を入れるのが良いと思う。

 ほ場から肥料の害は消える。これだけでも大きな変化が出る事を知ってほしい。わずかの工夫である。肥料も慎重に選別したいものである。それだけ土壌の負担が軽くなるという事である。





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