連作障害は解決できる

連作障害は解決できる

 連鎖障害で悩んでいる人も多いと思う。連鎖障害はどうにもならない天敵と諦めている方もいるのではないかと思われる。しかし、原因をよく調べてみると、注意の仕方で解決できるのである。今回は連鎖障害にある背景を明らかにしてみる。この背景をよく知ると解決方法は見つかる。

1 土壌の管理

? 有横物の不足。化成肥料に頼りすぎて有機肥料が不足している場合がある。
緑肥(工ンバク)・蓮華など)を使った土壌改良をしているかどうか。

? 未熟堆肥の投入をしていないか。
まじめに生産に取り組む方に多く見られる。未熟堆肥は病害の原因になるだけでない。酸素欠乏という大きな障害をたらす。

? 排水不良による湿害になっていないか。ジメジメしていつも根腐れが発生する。排水に問題がある。排水が悪いと湿害がおこる。

? ロータリ耕による間還
ロータリ耕で過細土になっていないか。浅耕になって深さが不足していないか。
同方向の耕作しかできないので反転ができない状態が続いていないか。

? 大型トラクターの害
大型トラクターはタイヤが大きい。タイヤの踏圧によって、土壌に固い盤ができていないか。
以上が土壌管理の注意点である。土壌は自分の手で耕すわけである。その時に何を注意すればよいのか。5つのポイントを押さえるだけで連鎖障害は相当防ぐ事ができる。

2 施肥

? 過剰施肥になっていないか。

? 地下水に含まれる肥料成分を計算に入れているかどうか。これは近年の大きな問題である。大量に化成肥料を使用した結果、土壌から地下水に栄養分がかなり入りこんでいる。特にチッソ分は水に溶けて地下水に入り込んでいる。

?微量要素の欠乏アブラナ科はホウ素を必要とする。微量要素が供給されないと連鎖障害は発生する。
? 塩害
塩害はなぜ起こると思いますか。実は畑で作られる。石灰をまく、チッソをまく、硝酸イオンが作られる。硝酸イオンは土の中にあるカルシウムと結合する。硝酸カルシウムができる。これが塩害の原因になる。特に全面マルチを採用している所に多い。略して全マルと言う。もちろん施設では、この全マルを使う例が多い。そうすると石灰もチッソも流亡しない。そのまま畑に残る。塩害は出やすくなる。草の問題と連鎖障害とどちらがいいのか。とにかく全面マルチは連鎖障害を促すものと考えた方がいい。

3 病害の予防
生産者にとっては思いもなれない所から病害が発生している場合いが多い。

? 土塊消毒の不徹底
土壌消毒にもいろいろな方法がある。消毒は徹底する。その後に微生物が発生しやすいボカシなどの
発酵肥料を入れる。新鮮な微生物を供給してやる。

? 病気の植物をそのままにして、更に畑にすき込みをしていないか。病害にやられるのは目にみえている。病気の植物は焼却廃棄する。

? 灌漑水による感染
農業用水は多くの人が使う、1人の生産者が病気にやられると用水を通して病気が移る場合があ 

? 共同購入のトラクターに注意
 共同購入のトラクターの対やに病原菌がついている場合がある。消毒してから使用するのも方法である。

? 育苗培土に含まれる病原菌
育苗培土は購入する場合が多い。この中に病原菌が含まれている事もある。

? 種子消毒
稲の場合の種子消毒は徹底されている。しかし全種類の作物に徹底されているわけではない。

4 栽培管理

? 施栽培による水管理の水徹底
水は点滴がl番いい。一度にたくさん水をかけると酸素欠乏になる。

? マルチによる高温障害
マルチも黒マルチだけではなくなった。高温障害のないものを選定するといい。

? 日照りの害
日照り続きで水不足の状態になる事である。水槽タンクも安くていいものができている。常備しておくといいと思う。

? 苗の不健康(不良苗)
日本は苗から育苗を軽視している傾向がある。育苗の場所、土、水のかけ方はもっとも注意すべき点である。ここにこそコストをかけるべきなのである。

? 土塊消毒剤の使いすぎに注意
土壌消毒をやりすぎると残効が問題を発生させる。

? 病害虫の耐性
消毒剤を強いものにすると病害に耐性ができて、さらに強い病害の発生となる。

5 作畑の酷使による害

無理な連鎖をすると土壌は疲弊する。疲れ果ててしまう。これによって害が発生する。 以上5項目にわたり連鎖障害の背景を見てきた。これをよく一覧してほしい。そして自分の生産方法のどこに問題があるのか見当をつけてみてはどうか。問題があるとしたら改善をする。それだけで連鎖の害は防げるはずである。連鎖障害は天災ではなく人災である。だから解決の方法はある。1年間これに注意してやってみれば驚く結果が期待できるかと思う。





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