「農家のこせがれネットワーク」が農業を魅力あるものに変えていく!

玄米アミノ酸 ニュースレターの7月号で豚肉のブランド「みやじ豚」についてお伝えをした。社長は若干30才宮治勇輔さんである。宮治さんはまったく新しい手法で独自のブランドを確立し100g350円という高品質の豚肉生産に成功したのである。その一番大きな理由は・・・

その一番大きな理由は「味」だった。市場は現在でも「味」については無視である。いくらおいしくてもダメ。規格さえ合っていれば上豚になる。これはお客様のニーズではないと宮治さんは考えたのである。流通は農協と問屋を活用するが販売権はない。販売権は宮治さんが持っている。豚肉はインターネットで直販される。注文があったお客様を問屋に連絡して宮治さんが決めた価格で流通してもらうのである。問屋に「みやじ豚」の価格決定権はない。



 味の良さが評判を呼んで現在ではレストラン130店舗との取引きがある。幻の豚肉イベリコ豚に匹敵する味だというのである。この豚がどのようにして作られたかは前回お伝えをしたと思う。肥育法までまったく変えてしまったのである。味がよくなることを一番大切にして肥育している。肥育を担当しているのは父親と弟である。長男の勇輔さんが社長で経営者になっている。



 宮治さんの活動はブランド豚を作っただけで終っていない。「農家のこせがれ」ネットワークを立ち上げたのである。農家出身の多くは東京に出てホワイトカラーになっている人が多い。実家では年老いた父母が粉骨砕身になって農業をしている
人が多いのである。こういう農家のこせがれを実家に帰そうという運動である。



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 行政がしなくてはいけないような事を個人の農業経営者が始めたのである。目的はリメイクファーム、リターンファームである。耕作放棄地を元の農場に戻そうというのである。農家のこせがれネットワークを開始して集まってきた人達は1000名以上もいる。どういう人達が集ってきているかというと農家のこせがれはわずか
10%、現在就農している若い人が10%大半は一般の方なのである。農業が魅力ある職業として見直しをされている証明でもある。



 農家のこせがれネットワークには二つの特徴がある。一番目は生産情報の公開である。いままでの農業は「自分がやって成功したことは人に教えない」だった。情報が閉ざされている。



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 農業が発展しなかった大きな理由である。宮治さんはこれを変えたいと思った。全国各地の人達と情報交換をして、必要な情報はどんどん与えていくという方法に変えたのである。75才以上の高齢な生産者はもっとも多くて46万人もいる。平均
でも64.2才である。情報を閉鎖していたらどうなるだろうか。若い人が育つわけがない。



 農水省も農協もまったくできなかったことである。



 二番目は前払い制度である。農業は商業と違い商品の回転が遅い。もしも資金なしの状態で就農したら生活は出来なくなるのである。それを考えて前払い制度を作った。先にお金を渡して生産物が出来た時に精算するのである。欧米ではこの方法が普通なのである。日本では生活保障の制度すらない。いかに遅れているかである。



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 就農する環境が整ったとしても誰でもできるというわけではない。派遣切りをされた方を農業へという宣伝をマスコミが大々的にやった。相談窓口にはたくさんの人が集った。採用決定になって、いざ現場に到着。ところが三日もしないうちにみんなやめてしまう。「終わりの時間がはっきりしない」「腰が痛い」「休みが取れない」理由はいろいろある。派遣社員は工場の中で何も考えず単純労働をしてきた。それでもいい時は月額40万円もの収入になった。それと同じ気持ちで農業に就農してもうまくいくはずがないのである。



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 農業は仕事の中でもキングオブジョブである。もっとも歴史が古く、もっともむずかしい。作物を育てるにも土壌の知識、作物の知識、天候の知識、肥料の知識が最低必要である。



 家畜を飼うにしても家畜の体組織の知識はまず必要である。環境への順応条件も必要である。飼料の知識は当然必要である。お金のため、生活のため、困ったかやってみたいという仕事ではもともとないのである。



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 自然が大好き、植物を育てるのが大好き、動物を飼うのが大好きでなくては知恵も浮かんでこない。必要なのはこれだけではない。流通まで学習する必要がある。



 何もできないから農業の時代ではないのである。そんな単純な大昔の社会ではもうないのである。消費者からは安心、安全を厳しく問われる。とにかく学習をしなくては何もできないのである。



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 宮治さんはその必要性を骨身にしみて知っている。だから全国の皆さんと学習しましょうということなのである。



 農家のこせがれネットワークは今までの手法とはまったく違う農業へのアプローチである。可能性があると同時にリスクも高い。是非、成功をしてほしいと心から願うものである。後継者を育成するには最高の仲間だと思う。



農家のこせがれネットワーク
問い合せ先
〒102-0082
東京都千代田区一番町17-6
一番町MSビル5F
農家のこせがれネットワーク
info@re-farm.jp

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