何トンもの有機肥料を入れてほんとうに土はできるのか

だいたい、すばらしい土って、どういう土なの・・・・・・。「いやふかふかして、やわらかくて、弾力があって、栄養があって・・・・・・」それが、いい土なのだろうか。例えば、そういう土を作って、病害が出たとしたらいい土といえるのだろうか。チッソ養分だけ過剰に多い作物が収穫されたとしたらいい土といえるのだろうか。

土づくりと言いながら、誰もいい土を知らない。少し変だとなぜ思わないのだろうか。たぶん多くの人は有機肥料をたくさん入れるといい土になると思っている。それなら質問するが有機肥料を10アールに10t〜20tも入れて、いい土になったほ場を見た事があるでしょうか。もっと身近かに言えばあなた様はそういう方法で最高の土を作ったという経験はあるのでしょうか。

もしあるとしたら病害虫でこんな悩み苦しむ状態にはなっていないはずである。多くの生産者はもっと金持ちになっていなくてはいけない。
土はどうして作られたのか。石が長い時間風雨にさらされて分解し土は出来た。風雨にさらされただけでは土はできない。風雨の中に微生物がいて植物が生まれ、そこに太陽光があたり光合成して微生物がふえて、その微生物が石を砕いて土にしていったのである。土にとって、もっとも大切なのは微生物なのである。有機肥料ではない。ここを多くの人は勘違いしている。何年たっても、できない土をさらに同じやり方で作ろうとしている。それはすでにダメだという結論が出ているにもかかわらずである。

なぜ、それが言えるのか。成功している生産者に共通している事がある。それは何らかの形で微生物を上手に活用しているからである。玄米アミノ酸農法がこれだけ短期間でこれだけの成功者を作りだしたのもすべて微生物の御陰なのである。

土づくりは微生物作りに尽きる。微生物が生活しやすい、生きやすい環境さえ作ってあげれば土づくりは成功である。どうすればいいかと言ってもむずかしいことは何もない。ここさえわかれば土づくりは成功したも同然である。まず始めに玄米アミノ酸の米ぬかぼかしをすきこみして微生物を繁殖させる。その次に有機肥料を入れる。しかし、そのまま入れてはいけない。有機肥料は吟味に吟味をして最良質の醗酵したぼかし肥料を使う。臭味のあるものや中途半端な水分の残っているものは使わない方がいい。使えば後で必ず問題発生する。その良質のものでも、さらに玄米アミノ酸で再醗酵させる。1%を入れて、50℃程度のぬるま湯を加え醗酵させる。もちろん微生物を繁殖させるためである。
微生物を繁殖させる、もう一つの条件がある。それは酸素である。酸素がなくては微生物は生きられない。だから深く耕して酸素を入れるのである。そして適当な水分が必要である。この水分がみなさんが考えるようなザーという水量ではない。ポタン・ポタンと落ちる水液で充分に微生物は繁殖する。水分が多すぎて酸素がなくなり微生物は死んでしまう。

微生物はどこに一番すんでいるのか。この質問に答えられたら、その人はわずかでも微生物への愛情がある。それは根の周辺である。その理由は根の周辺には酸素の量が一番多い。そこで微生物をふやす方法がある。緑肥である。レンゲ・エンバクなどの緑肥を畑にまく。育ったらそのまますきこみする。もの凄い量の微生物が繁殖しているはずである。すきこまれた葉緑素をエサにさらに繁殖していくはずである。
ここで問題である。「一生けん命土づくりをしてマルチをして除草剤をまいて」という仕事にはどういう意味があるのだろうか。確かに雑草の芽は出ない。しかし微生物にとって良い環境と言えるのだろうか。微生物はふえていくのだろうか。利益をあげているのはマルチフィルムを売っている会社と除草剤を売っている会社だけである。このような農法をして最高の物を作ったという話は聞いたことがない。その反対にほ場が使えなくなって捨てたという話はよく聞く。

土づくりの話をもう一度整理しよう。良い土をつくるには微生物をふやすしかない。まず玄米アミノ酸のぼかしを投入する。次に最良質の有機肥料を玄米アミノ酸でぼかして投入する。そこへ緑肥をまく。できるだけ深くすきこみする。水は少量与える。そして定植をするのである。土は微生物によって守られて、病害もなく生理も狂わず順調に成長し、養分のバラつきもなく、バランスのとれた最高品質のものが多数収穫できる。これを土ができたというのである。結果がすべてを証明しているのである。まやかしは一切あり得ない。全ての収穫物が証明をする。
投入する肥料の量については次回詳しく説明するがとにかく肥料は少なくが基本である。微生物が活動しやすい範囲、それが目安なのである。農業は微生物なくして成立しないのである。




