「ぼかし」と「堆肥」って、どこがどう違うの・・・?

農業

料をたくさん入れすぎると、なぜ問題ばかりが大きくなるのだろうか。今年の栽培で病害虫に悩んだ人は多いと思う。前半は気温が低く曇天つづきだった。7月の後半からは高温の晴天つづきである。



 天気がこのように急激に変化すると、土の中でも急激な変化が起こってしまう。作物はこの急激な変化に耐えられず、勢いを失い、病害虫に弱くなる。

 この原因は思いもかけないところにある。「ぼかし」と「堆肥」の違いである。こまかい違いを言っているのではない。大きな違いがわかっているでしょうか。大きな違いがわからないと、堆肥もぼかしも上手に使えないのである。



 残念ながら、現在の生産者の中でこの区別がはっきり付いている人は、極めて少ないのである。堆肥は積んで肥やすと書く。まさにその通りで有機物を積んで置いて堆肥にする。そうすると、有機物は分解されてチッソ分に変化してくれる。ここには何も問題がない。



 では、何で分解されるの・・・?有機物に含まれる酵素、微生物によってだよね。堆肥のほとんどは野積みなわけだから、何の酵素か、何の微生物か、さっぱりわからない。おまけに醗酵もするけど腐敗もする。



 野積みにして、月に一回ぐらいしか撹拌して酵素を入れないわけだから、腐敗もするわけである。そうすると善玉菌も悪玉菌もごっちゃごっちゃにいるということになる。



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 堆肥にはチッソ成分があるとしても、微生物から見ると問題がおお有りなのである。
 ぼかしはどうだろうか。ぼかしは、ぼんやりさせるという意味であるが、原型はそれほどかわらない。ぼかす目的がはっきりしている。微生物を増やす為である。この微生物も何の微生物を使ったのか最初からはっきりしている。



 ぼかしは堆肥よりチッソ分は少ないかもしれないが、微生物の内容は二重丸なのである。ぼかしの元になる菌体の微生物がはっきりしない場合は、ぼかしというより堆肥に近くなる。



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 この違いを明確に意識してほしいのである。堆肥をたくさん入れると問題が多くなるのは、善玉菌も悪玉菌も区別がついていないからである。ぼかしを多く入れても問題が出ないのは、善玉菌だけの微生物を増やすからである。この大きな違いがわかると、堆肥の使い方も全く変わってくる。チッソ成分は、そのままでも悪玉菌を消して、善玉菌だけにすればいいわけである。少なくとも、自分で善玉菌になったと確認できるまで使わなければ、堆肥の入れすぎで頭を悩ますことはなくなる。それだけ仕事量が減り、お金もかからない、という事になるのである。

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