千葉県柏市 深野俊郎さん
千葉県柏市 深野俊郎さん
収穫したもの全てに甘みがある。酸味がちょうどいい。
![]() ?深野さんは、干葉県柏市の閑静な住宅街の一角で、トマトの施設栽培を営んでいる。今年の3月14日、深野さんのトマト作りについてお聞きするべく、柏市にある深野さんのビニールハウスを訪問した。 会ったときの第一印象では寡黙な方だと思った。しかし、ことトマトに関しては並々ならぬこだわりを感じさせられた。とても生真面目な方で、常に理想のトマト作りを目指し、追求していく姿には感動すら覚えた。 深野さんは父親の代からずっと無農薬で野菜を作られている。自分の代になってからは専業で施設トマト栽培を始められた。このトマト栽培も、農薬はもとより化学肥料の使用・土壌消毒も一切しない。徹底した環境保全型農業を貫いている。 土壌に関しても強いこだわりがあった。腐葉土などの良質な有機物を投入し、ミネラルにも配慮することで適度な微生物バランスを保っている。最良の土壌を作り上げるために、時間や労カを惜しまなかった。 これだけこだわった無農薬有機栽培を続けようとすると、しっぺ返しが来る。油虫、粉ダニ、特にタバコ粉ジラミの発生で壊滅的なダメージを受けた。それでも農薬は使いたくないものだから、ある機関に指導を受けてその天敵である蜂を導入してその危機的な状況を乗り越えた。 ? 出してくれたトマトを食べてみて唖然! ? 話しを聞いているうちに、深野さんが作っているトマトを切ってだしてくれた。きれいな光沢のあるピンク色で、外見は、他の上質なトマトと特に変わったことはない、普通のトマトである。しかし、一切れ口の中に放り込むと、言葉を失ってしまった。やっと収穫が始まったばかりの、走りのトマトのはずが、甘味と酸味のバランスが非常に良く、口の中から鼻へ抜ける、言い表せない香りがあるではないか。この味は、深野さんのこだわりのご褒美であると、切に感じた。一度食べたら次も食べたくなる、癒しのトマトだと思った。 平成13年4月に発行された『我が家の食卓がガラリと変わる食べ物発見ガイド』と、昨年4月に発行された『文芸春秋』で、深野さんのトマトがとりあげられた。掲載記事は小さいものだったにもかかわらず、これらの本を見たという人からの問い合わせが全国から続々と寄せられた。深野さんのトマトを味わってみたい、一度口にしてこのトマトの虜になった、そんな人たちに支えられて、生産が追いつかないくらいに、注文数が膨れ上がっていった。 現在、トマトの個人客の名簿が、全国で600件以上もある。 ? 盆暮に50万円もトマトを購入する個人客が出現? 『驚いたのは、彼のトマトに惚れ込み、盆暮ごとに直接深野さんのハウスまで足を運んでは、ご自分の親戚知人への贈答用として、50万円程のトマトを購入してくれる方がいるということです。』 それほどまでに、一度食べたら忘れられない、大切な人にもぜひ食べさせてあげたい。魅カ溢れたトマトである。 玄米アミノ酸に出会ってすべて良い方向に 完全無農薬で作るとなると、色々と問題も起きてくる。施設栽培の問題点だが、潅水用の点滴チューブで潅水すると、気温の関係で結露が生じ、その結果トマトの表面にカビが発生することになる。温度・湿度・換気の問題をコントロールできないと、結果的にカビが発生して、その後で、他の病害にも苦しむことになってしまうのである。 昨年1月に、暖房装置の電源が落ち、気温が氷点下以下になって、トマトにダメージを与えてしまった。急いで、翌日電源を修復したが、しばらくして灰色カビが大量発生した。たくさんのトマトが、枝から落ちてしまったのである。全国からたくさんトマトの注文が来ているし、地元のスーパーの出荷もあったのに本当に情けなくなってしまい、トマトを待っているお客さんに、丁寧に謝罪しなければならなかった。 深野さんは、そんな時期に玄米アミノ酸 液体の情報を知り、その月から玄米アミノ酸 液体を使い始めた。この資材を使った理由は、作物の免疫カが上がり、病虫害にも強くなり、更に収量も増えるだろうと予測しての判断であった。 使い始めてから1年以上経過したが、以前と同じ様に育ち、実っている事に驚いている。今年も3月に入り、トマトの最初の収穫となった。以前ならば、形の良いものだけに甘さがあり、美味しかった。玄米アミノ酸 液体を使ってからは、大きい物も小ぶりな物でも、その姿形に関係なく収穫したもの全てに甘みがある。酸味との調和が取れた、本当に良質な瑞々しいトマトが出来ている。 今後は、更に病虫害に強くなり、手間ひまが無くなって、収量が増えることを玄米アミノ酸 液体に期待している。 ? 命の応援団深野さんはなぜそこまで無農薬にこだわるのか…深野さんご自身にその疑問をぶつけてみたところ、そのきっかけとなるお話しを聞くことができた。 今から16年前に、深野さんは一度だけ、薫煙機を使って害虫駆除をしようとしたことがあった。そのとき、密閉したハウスに入ったところ、涙と咳が止まらなくなり、とても我慢できず、薫煙機の使用をストップしてしまった。 そのころは丁度消費税が導入された時期であった。深野さんは消費税をとらず、以前と同じ価格で販売していた。直接トマトを買いに来るお客さんのほうから、「スーパーでも消費税をとっているのだし、深野さんも是非受けとってくださいよ」という声が上がった。おいしいトマトを提供してくれるのだから、それに見合った代価を請求してほしいという、お客さんの真撃な気持ちから出た言葉だった。そこで、消費税を含めた代金を預かったのだが、そういうお客様に対してどうしたらその心に答えることができるのか、それを考えたとき、安心、安全を徹底しよう。なにがあっても無農薬で作ろうと決心をされたそうだ。 ? 帰途につく際、『命の応援団』と書いてある看板が目に飛び込んできた。それは野菜直売所の看板で、そこでは深野さんを含めた数件の農家が無農薬の野菜を販売していた。地域の方たちに安全で美味しい野菜を提供することで、その方達の健康を根本から支えていく。それこそが『命の応播団』の理念であり、作り手としての誇りでもあるのだ。 ![]() そういえば、こういうエピソードがあった。同日の午前中、年配の男性が1人深野さんのハウスを訪れた。その人は日本酒の一升瓶をぶら下げていた。酒瓶のラベルは『古都』と銘打たれている。深野さんご夫婦が、地元のスーパーへ出荷するトマトの準備に迫われている最中、その男性は、日本酒を深野さんにプレゼントしてから、自分でかごに入っているトマトを5,6個袋に入れた。干円の代金を深野さんに支払い、満足げに帰っていった。 後で、深野さんに聞いた話なのだが、その人は有名な小説家の親戚にあたる人物であった。その人は帰る際に「今年の深野さんのトマトは甘くて美味しいなあ」と言っていた。そこで深野さんの奥さんは「今年のトマトは形や大きさに関係なくみんな甘くて美味しいのよ」と言っていた。 資材を玄米アミノ酸に変えて1年、日本一のトマト作りのビジョンが見えた。 |
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話しを聞いているうちに、深野さんが作っているトマトを切ってだしてくれた。きれいな光沢のあるピンク色で、外見は、他の上質なトマトと特に変わったことはない、普通のトマトである。しかし、一切れ口の中に放り込むと、言葉を失ってしまった。やっと収穫が始まったばかりの、走りのトマトのはずが、甘味と酸味のバランスが非常に良く、口の中から鼻へ抜ける、言い表せない香りがあるではないか。
盆暮に50万円もトマトを購入する個人客が出現
命の応援団





メールありがとうございます
生徒さんがぼかしの作り方や使い方を覚えたら、
すばらしい技術になりますね。楽しみです。