新潟県西蒲原郡巻町 小林一弘さん

玄米アミノ酸  新潟県西蒲原郡巻町 小林一弘さん

  11月中旬まで収穫を続けることができました。











 40歳という若さながら、五人のお子さんを抱える小林一弘さんは、なんと、ひいおばあちゃんを筆頭に一番下は6歳の息子さんまで、十人家族の大黒柱です。有機質肥料を使い、農薬はできるだけ使わない農業に取り組み始めて、約15年。信濃川が氾濫を繰り返しながら造成した新潟平野の中心部に位置する全国でも有数な穀倉地帯、新潟県西蒲原郡で小林園芸を営んでいます。

 お金!?収入第一主義の農業。

これでいいのか!




 地元農業高校を卒業後、東京農業大学短期学部に進学。その後数年間、東京でぶらぶら。志もなく帰郷、即、就農。アルバイトは経験豊富だったが、就職経験もなく、世間知らずのわがままな農家の長男坊でした。当初は、仕事に何の理想もこだわりもなく、親父やお袋の単なるお手伝いとして、毎日ただなんとなく働いていただけでした。以前から、この地域では、一部の農家が米の転作として早くから施設園芸を始め、それなりの実績を上げており、小林家もそのうちの一軒でした。栽培方法としては、多農薬、多化学肥料、未熟な有機物(畜糞)を多用し、作物の見た目と収量に、とことんこだわる収入第一の農法だったのです。





きっかけは世間や親父への反感だったのかもしれません



 20代前半は、昼間は農作業、夜は水商売のアルバイトと、忙しい毎日を送りながら、いろいろな経験を少しづつ積み重ねていきました。そのうち感覚的に、農薬や化学肥料を使わずに作物を栽培したい。ぴゅうっと掛ければ害虫が死んじゃうような薬(毒)が、作物にも人間の体にも良いわけがない。「この農薬も化学肥料も使わない。そうすれば付加価値がついてもっと喜ばれて、高くも売れるかも…?」。と、いうような気持ちが芽生え始めました。

 それは、農薬、化学肥料をありがたがって使用している世間や、親父に対する反感から生まれた気持ちだったのかも知れません。でも、実際にハウス内で農薬を散布して、気持ちわるくなることもありましたから…





苦もありゃ、喜もあり



  そんなことを考え始めると、情報や資材がどんどん集まってくるもので、いろいろな資材を使いまくりはじめ、それは現在まで至っています。

 そのうちに結婚して所帯を持ち、経営移譲を受け、自分のやりたいようにやるようになりました。が、なかなか順風満帆というわけにはいきません。病害虫にやられることが多くなり、収入も思うようにあげられず、苦しい日々が続きます。いろんな資材を使用して、少しづつ結果も出始めたかなと思った矢先、トマトに萎凋病、青枯れ病が発生し始め、数年のうちに圃場に蔓延するようになってしまいました。資材に頼りすぎ、肝心の土づくりを忘れた結果だと思います。

 そのこともあり、ハウス1棟をロックウール養液栽培に切り替えたのは、ほんの8年ほど前のことです。きゅうりにおいても、年々、病害虫が激しくなって、昨年は斑点細薗病、褐班病、ベト病が複合的に発生し、あげくのはてに、共済金をいただく羽目になってしまいました。





苦労して儲からないなんてとんでもない!もってのほか



 一方、稲作に関しては、もともと病害虫にそれほど縁がないので(勝手に思っている!?)20代後半より、45株/坪の疎植、への字つくり農法をはじめ、それ以来、現在ではほとんど肥料を散布しない、無肥料栽培に近づきつつあります。自然の営みに任せておくだけで、田んぼは、すばらしい力を発揮してくれるようです。課題としては、昨年のような冷夏での対応の仕方でしょうか?

 自然農法を目指すにあたり、MOAからの認証もいただきました。自然農法で苦労する点といえば、草との戦い、それ一点のみですが、米ぬか除草、アイガモ農法、液体マルチ、現在では紙マルチを使うことでほぼ解決しています。紙マルチに関しては、賛否両論あるようですが、今のところでは、もっとも安定したすばらしい技術といえると思います。

 こうして生産したお米は全量自家販売しています。毎週、毎月東京へ通い、路上販充を行うようになってから、今年で7年目。たくさんの方々に助けていただいて、今日までやってこれました。お客さんの信頼を失うことのないようにこれからも継続、いや、さらにがんばっていきます。


 ある日パソコンに変なダイレクトメールが。「楽して儲かる農業見〜つけた」のキャッチフレーズ。「またかよ、そんな馬鹿な」と思ったはずですが、何か感じるものがあったのですね。次の瞬間、サンプルを取り寄せる手統きをしていました。それが、玄米アミノ酸 液体との出会いです。そう、平成14年のことだと思います。どちらかといえば、ずぼらな性格で、毎日こつこつ…というのは大の苦手です。「苦労して儲かるなんて当たり前、苦労しても儲からないなんてとんでもない」。って気持ちは常にあります。ごめんなさい。取り寄せたサンプル(といっても1リットル瓶!)をさっそく養液栽培のトマト、特別栽培のきゆうりに葉面散布、土壊灌水と使ったわけですが、その後、驚いたのはきゅうりの追肥がいらなくなったことでした。「これは本物かも…」それ以来、使い続けています。

り寄せた玄米アミノ酸 液体サンプル(といっても1リットル瓶!)をさっそく養液栽培のトマト、特別栽培のきゅうりに葉面散布、土壊灌水と使ったわけですが、その後、驚いたのはきゅうりの追肥がいらなくなったことでした。「これは本物かも…」それ以来、使い続けています。





しかし、長年のつけが...



 長年痛めつけてきたハウスの土が、そんな簡単に再生してくれるはずもなく、昨年のきゅうりの夏作では6月に入りこれから本格的に収穫!!というところで、前記の複合病で全滅して、共済金をいただいてしまいました。ショックでした。

 それまでの、玄米アミノ酸 液体の葉面散布と灌水、害虫対策として二ーム酵素液の散布にくわえ、その後玄米アミノ酸 粉体40kg、米ぬかぼかし100kgを散布して、きゅうりを植えなおしたのは8月29日でした。時期的に少し遅いのですが、病気にやられたのがあまりに悔しくて、また、玄米アミノ酸の実力を早く試してみたかったのです。

この作は例の病気、害虫(青虫、アブラムシ、アザミウマ類)もみられましたが、それほど大事に至ることもなく、11月中旬まで収穫を続けることができました。肝心の作物の品質、味に関しては、以前から我が家の野菜には自身を持っていましたが、それに輪を掛けておいしくなったと思っています。今年、この畑に二ームケイク36kg、アミノ酸ボカシ100kgを散布して、5月8日にトマトを自根で定植しました、長年、土壌病で苦しんできた畑に自根で…しかも、マルチ無しでチャレンジです。





これからも走り続けるぞ!



 現在は、食べもののようなもの?がお店にたくさんあふれていますが、本当に体に良い、害にならない、子供たちに安心して食べさせることのできる食品はどれだけあるのか。食料を生産することで目本を、世界の人々を食べさせていかなくてはいけない私たち生産者は、どんな仕事をするべきなのか、もう抜き差しならない領域にまで、踏み込んでしまっているのでは…と思います。

 8年続けたロックウール養液栽培は今年限りで止めにします。土と微生物と酸素を大切にし、楽して儲かる農業のできる玄米アミノ酸を前にしては、養液栽培はまったく意味がありません。



 今後は、こうして作った野菜を必要としているお客様に届けることができればと思います。昔からずっと取引していただいている八百屋さんがいますが、私の営業不足もあり、ディスカウントなお店なので安く買い叩かれるばかりで、まったく商売になりません。作型的には旬を大切にしたいと…思います。冬場に暖房をたいて野菜を育てるようなことは、もうしたくないと考えています。東京での産直活動も今後も精力的に続けます。米ばかりでなく、加工品や野菜の品揃えもどんどん増やしていきたいと思っています。




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