山形県寒川江市 大沼長吉さん

玄米アミノ酸  山形県寒川江市 大沼長吉さん

  使いはじめて2年。いずれも結果は良好です。










 大沼さんは山形の寒河江市でさくらんぼを生産している。さくらんぼの産地山形でも、寒河江市は歴史が古く生産量も多い。さくらんぼだけではなく「りんご」「梨」「ラフランス」などの果樹栽培が盛んな所である。果樹栽培に適した土地柄なのだ。



 盆地で寒暖の差がある。日本一の豪雪地、月山が近くにあり、美しい川が豊富にある。

なだらかな丘陸地になっていて、霧がよく発生する。まさに「さくらんぼ」栽培にはもっとも適した土地なのである。



 大沼さんはこの土地で40年もの間、さくらんぼ生産をしている。しかし専業ではない。JAに勤務していた。最近になってJAをめでたく定年退職された。

そこで本腰を入れてさくらんぼ生産をやってみようという気になった。JAでの経験を生かし、何か新しい事に取組んでみたいという希望があった。たまたま、農業新聞で玄米アミノ酸 液体を知り、おもしろいと思ったのである。




高い収入を得るには方法がある


 さくらんぼという果樹は一般的ではない。山形が主な生産地で、他ではあまり栽培されない。収穫期も短く、毎年6月に集中する。高価な果実でも知られる。もともと、さくらんぼは、加工用に生産されたのが始まりである。品種はナポレオン。粒が大きく見栄えがする。

当時は、生食用はほとんどなかった。缶詰加工用が主だったのである。価格も良くて、手間もかからなかった。品質もうるさくなかったのである。



 佐藤錦という品種が出てから状況は一変した。ナポレオンより酸味が少なく糖度が高い。これはウメ〜やという事になった。加工用の価格低迷が輪をかけて佐藤錦の生産へ移行していった。しかし佐藤錦には問題がある。受粉樹が必要なのである。自家受粉しないのだ。

つまり、佐藤錦だけを植えても実がつかないのである。何本植えてもダメである。違う品種のものを植えなくてはいけない。佐藤錦を生産するには面積が1.5倍必要となる。佐藤錦は病気に弱い。モリニアという灰星病がつく。さくらんぼの表にグレーのカビのような物が発生する。出始めるとまたたく間に転移する。特に雨の多い年は要注意である。収穫後でも出る。お客様の所に着いたらカビだらけという話も間々にあるのである。





 しかし、価格は取れる。高い収入を得る方法がいくつかある。



 一つ目はハウス栽培で、正月くらいから出荷する事。これは1Kgいくらではなく、一粒いくらである。光熱費はもの凄くかかる。さくらんぼの樹に、夏に冬を感じさせ冬に春を感じさせるからである。これを人工的にやる。投資をしても見返りがあるぐらい高い値がついた。かつては、さくらんぼ御殿が建つほど、いい収入になったこともあった。現在の経済情勢の中では、高級品の購買力が低下しており、年々下がっているのが実情である。





 二つ目は品質のいい大玉のものを作る事。これは技術がいる。樹の管理だけではない。土壌づくり、色づきをよくする葉つみなど、生産に工夫をしなくてはいけない。しかし大玉で糖度は高く、締りのいいさくらんぼができると1kgl万円程で売れる。もちろん贈答用である。もしくは高級果実店への販売である。

6月のlヶ月だけで年収を稼ぎ出す人もいる。しかし、ただ収穫するだけではダメである。見栄えよく、美しく玉を揃えて、箱詰しなくてはいけない。これにも技術がいる。





 三つ目は自分で直販する事。最近はこういう生産者がふえている。実は一番得をしているのが中間業者なのである。

生産者が中間の業者に売る時は安い価格なのだ。それを中間業者が美しく箱詰をする。それだけで価格は数倍になる。不思議なカラクリがある。それなら直接お客様に売ったほうがいいと言う人が増えたのである。



 この話をしたのはどんなに高価なものでも「流通」という伏魔殿がある事を忘 れてはいけないのである。流通はマジック である。中間業者だけが利益を上げて と、ねたんではいけない。高く売れるという可能性があるわけだから。自分でも学習をして、自分の流通を作りあげてしまえばいい。そこから先は自分が思つたような利益が得られる。


紅秀峰で生産効率の大幅な上昇になる 



 大沼さんは最近、新しいさくらんぽの品種に挑戦している。「紅秀峰」である。

糖度が20度にならないと出荷しないというスグレ物である。これは受粉樹がいらない。自家受粉する。都合のいい事に受粉樹にもなる。つまり佐藤錦と同じ場所で作れる。どちらも生食になる。生産効率の大幅な上昇である。



大沼さんが作った紅秀峰を、さくらんぼに詳しい人に送った。驚かれた。長年さくらんぼと関係しているが、こんなにおいしいのは始めてと言うのである。今年のさくらんぼの生産は、平年の7割と低調だった。しかし、大沼さんの所は平年と同じ収穫があった。これは玄米アミノ酸 液体の効果ではないかと思っている。玄米アミノ酸を使い始めて2年になる。土壌の確かな変化に気がつき始めている。玄米アミノ酸でボカシを作り、それを樹の周囲にまく。消毒は年に12回やるが、必ず玄米アミノ酸 液体を使う。樹の元気さが違うように感じると、大沼さんは言うのである。



 自家用の野菜にもすべて、玄米アミノ酸を使っている。夏場はキューリ、ナスである。すべて無農薬である。ほとんど玄米アミノ酸のボカシだけで育てる。花芽の分化がよく、実になる確率も高い。何より食べておいしい。近所にわけてあげるともの凄く喜ばれる。皮がやわらかく甘味が高いからである。



 無農薬栽培と言っても、虫食いだらけの野菜ではない。ほとんど虫に食われないと言ってもいい。これも玄米アミノ酸効果なのかと思っている。


農協も時代とともに様変わり?


 大沼さんはJAの出身である。農協組織の将来を心配するが、期待も抱いている。大切な農地をなんとか守りきる事はできないかと、現実でも考えているのである。

農協も時代と共に様変わりをしている。時代の速さに比較して少し遅いかもしれないが、着実に変化している。販売方法もPR方法も、以前のような殿様商法ではなくなった。時代に合った方法を取り入れているのである。

 しかし、どうしても解決できない問題がある。生産者の高齢化である。大沼さんの地域でも50才はゆうに越えている。

反面、新規の就労はほとんどない。このまま高齢化していくと、さくらんぼ生産も思うようにいかなくなるのではないかと心配している。というのは、さくらんぼの樹が大きくなると5mは楽に越えるからだ。高齢者には危険である。

 高齢者でもできる方法があればいいと思っている。玄米アミノ酸に取り組んだのも、高齢者の事を考えたからである。

体の負担を軽くして、少しでも長く、生産にかかわってほしい。その為には新しい道具がいる。玄米アミノ酸は、その道具になるのではないか、と考えたのである。

 さくらんぼは、その年の気象の変化が収量に大きく影響する。例えば今年は春先に霜の害にやられた。受粉期の不順な天候の影響で、収穫期はほとんど雨にやられなかったにもかかわらず、地域全体の収量は、平年の7割にしかならなかった。ところが大沼さんの所は、平年並みの収量があった。

玄米アミノ酸という天然物で、こういう結果が得られた事に深く関心を持つている。家庭の菜園でも、無農薬でできている。これは、高齢者の負担と、経済リスクを大幅に改善する事になるのではないかと思っている。


高齢生産者に伝えていきたい


 さくらんぼを定植して収穫できるようになるには5年かかる。5年が周期と考えてもいい。玄米アミノ酸のぼかしを使って2年になる。いずれも結果はいい。これが3年経過して、さらによくなるようなら、本物ではないかと思っている。5年ならもうまったく間違いはない。その時JA時代の経験をいかして、多くの高齢生産者に伝えてみたいと考えている。

それからJAの将来の発展につながれば、少しは役に立てたのかもしれないと、期待を抱いているのである。


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