「地温」のコントロールが上手にできるようになれば病虫害の負担は減っていく!

玄米アミノ酸 植物を育てる時の温度には二つある。大気温と地温である。大気温度は気象情報として毎日、聞いている。植物を育てるには大気温よりも「地温」が大切なのである。この温度はテレビでは流れない。自分で計るより仕方がないのである。毎日、地温を日記につけている人がいるかというと限りなく0に近いのではないだろうか。地温は大気温に比べて温度の変化は少ない。

そのわずかの温度変化が植物の成長にどれだけ大きな影響を与えることになるのだろうか。驚くばかりなのである。野菜には夏野菜、冬野菜という分け方がある。夏はスイカ・メロン・キュウリ・ナスなどである。冬は白菜・キャベツ・レタスが代表的である。



 スイカはどうして冬に作りづらいのか。それは地温が低いからである。ほうれん草はどうして夏に作りづらいのか。それは地温が高いからである。「そんな事ぐらい知っているよ...当り前じゃないか」その通りである。しかし、この当り前の事がわかっているようでわかっていない。では地温が低い、日照が短かいとどうなるのだろうか。これは今年すでに経験をしたことである。1月〜2月にかけて寒さが続くと突然成長が止まることがある。これはどうしてだろうか。春にたくさん肥料を入れたら肥料焼けや肥料当りを起こす。どうしてだろうか。それは地温が深く関係しているのである。お彼岸をすぎたら定植しても大丈夫。どうしてだろうか。地温が15℃以下にならない気候になるからである。



玄米アミノ酸 地温について詳しくなるというのは根圏の状態がイメージできるということである。微生物の活動がイメージできるということである。肥料分解速度がある程度、イメージできるということである。これはとても大切なことなのである。温度計は100円ショップで売っている。1本100円である。10本買っても1000円である。これを高いという人はいないと思う。これを土の中にさし込むだけでいい。冬場なら15?、夏場なら20?である。しかもほ場の1ヶ所ではダメである。10ヶ所ぐらいに入れる。ほ場の高い所・低い所・風通しの良い所・悪い所・日当りの良い所・悪い所・病気の出やすい所・出にくい所など日頃、気になっている所でいいと思う。



玄米アミノ酸 例えば冬場なら水のたまりやすい所は温度が上がりにくい。これが夏になると逆になる。水のたまっている所ほど温度が下がりにくい。温度が下がらないということは病気が出やすい。肥料は腐りやすいということになる。



 葉面散布をしたとしても土には水分がしたたり落ちる。それは必ず地温に影響していくのである。



 地温を計ることでもの凄いことがわかるようになる。そのもの凄いこととは肥料が効いているかどうかである。「え!そんな事が地温を計るだけでわかるの...」だから言ったじゃないか。地温の事はほとんど知られていないって...。植物が育つかどうか地温がもの凄く重要なのである。適地適作というのはまさに地温のことである。地温だけが条件ではないけれども重要なファクターであることは言うまでもない。



玄米アミノ酸 肥料の話に戻ろう。土壌の中に微生物が多ければ地温は当然上がる。ぼかしを作って投入したが効果があるか、ないかという質問をよく受ける。なんのことはない地温を計ってみればいいだけである。冬場の地温が低い時に魚粕やナタネ粕を単位で入れるのではなく、玄米アミノ酸ぼかしを作り、その中にまぜて投入をすれば肥料効率はグッと上がってくる。



 夏場になると今度は逆になる。地温が上がりすぎてはいけないのである。肥料はたくさん入れるほどに温度は上昇する。適温を超えてしまうと肥料は酸化する。根も傷むのである。夏は果菜類やウリ科のものが多くなる。肥料をたくさん投入するのではなく、地温の温度計を見ながら追肥で対応していく。玄米アミノ酸のぼかしを中心にして必要な分だけ化成や有機肥料をぼかしの中にまぜていくようにする。このようにすることで土の中の温度を一定に保つことができる。



玄米アミノ酸 地温が安定しているということは酸素量も安定しているということである。排水さえしっかりしていれば温度も安定しているということになる。夏場の大気温の変化にもある程度、対応は可能になるのである。



 地温の計り方はほ場内の10ヶ所ぐらいでと話をした。時間もある。早朝、午前10時、午後2時、夕方の4回ぐらいやってほしい。一シーズンやってみればパターンがつかめるようになる。パターンをつかみながら病虫害との関係も調べてほしい。実はもの凄い関連性がある。温度計だけでなく湿度計も一緒にさし込んでおくとさらに関係が明確になる。バクテリアはどんな時にふえるのか。カビはどんな時に出てくるのか。ウイルスがやってくる時はどんな温度の時か、センチュウなどの土壌病害は地温が何度になるとたくさん出てくるのか。



玄米アミノ酸 コナジラミはどうなのか。農業を極めるにはいろいろな切口がある。切口全般のすべてを研究するのもいい。しかし時間がない。だから何か一つに特化して自分の得意な切口を持つことをおすすめしたいと思う。判断できる材料を持っているというだけでも大きな強味である。一つの切口からいろいろなことが見えてくることは容易に想像ができる。そうなってくると農業の不可解な部分がわかるようになってきて、おもしろくなるのである。


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