有り余るほどの農業参考書を利用すれば独学でも大成功できる!
今は6月である。梅雨という季節であるが、暦の上では初夏の終わりである。春から始めた仕込みの結果が出ている時である。夏野菜の育成、夏果物の生育、葉物などの生育。土壌病害は出ていないだろうか。連作障害はどうだろうか。
ウイルスの心配は...?排水はどうだろうか。
徒長したり、いろいろな問題が出ている畑は対応に追われていることだと思う。さて、いきなり違う話をするが、生まれた頃を思い出してほしい。父の姿や母の姿である。何かの書を読んでる姿を思い浮かべる人はいるだろうか。たぶん、いないと思う。縄を編んだり、囲炉裏の灰をいじったり、牛や山羊にえさをやったり、薪を切ったり背負ったりしている姿なら思い浮かべるのは簡単にできると思う。
その父や母の年齢になったあなた様自身の姿はどうでしょうか。まったく違っていることに気がついてほしいのである。わずか60年前は書を読んでいる姿を見ることは0に等しかったのである。60年後は情報をまったく受け入れないという人はまれでしょう。何かいいものがあるかもしれないと常に目を光らせているのではないでしょうか。なぜ、そのような変化がでてきたのだろうか。それは参考書が比較にならないぐらい増えたからである。情報を集めることができるツール(道具)が驚くほどに増えたからなのである。60年前、そんな物が周囲にはまったくなかった。勉強をしたくてもできなかったのである。60年が経った状況は驚くほど変化をした。
勉強したいという気持ちさえあれば、誰でもいつでも欲しい情報が手に入るようになったのである。一番遅れているといわれる農業でも情報量は比べものにならないくらいに多くあるのである。これを忘れてほしくない。なぜならば勉強しようと思う気持ちさえあれば簡単に大変化ができるからである。
夏作も中半にきて、いろいろな問題にぶつかったとしましょう。それはどこかに解決できる情報が必ずあるということなのである。
「そんな情報なんてどこにあるのよ...聞いたこともねぇ〜」だから情報の探し方を教えますので、参考にしてほしいと思う。
①栽培書は工程管理がしっかり書いてあるのがおすすめである
栽培書は山のようにある。一番ダメな栽培書は農学研究者と言われる学者の書いた本である。これには手を出してはいけない。簡単なことをむずかしく、わかりにくく書いてある。時間のムダである。わかりやすく工程管理が書いてあるものがいい。手順がわかるからである。イメージがしやすい。これは実用向きである。
②農業は機械化が想像以上に進歩している
生産者には機械好きという人が多いのである。播種機、発芽機に始まり防除機、定植機、噴霧器、稲刈機、暖房機、冷房機など、かなり工程が機械化されている。日本の国産だけでなく外国産もある。これはメーカーに問い合わせをすればすぐに資料を送ってもらえる。わからない所があれば何でも教えてくれる。機械に強くなれば簡単な修理はすぐにできるようになる。コストダウンができるだけではない。耐用年数もまったく違ってくる。
③発生しやすいトラブル・病虫害・不良苗
これも実は参考書がたくさん出ている。対策が書いてあるものは少ないが原因がわかりやすく書いてあるものならある。原因がわかれば問題の半分は解決したのも同じである。
④流通の学習は山ほどある
この参考書はありすぎて選ぶのがむずかしい。主に4つをポイントに探してほしい。(1)直販している人はどうやって直販しているのか。(2)市場流通は何が欠点か。(3)スーパーマーケットなどの量販店は何が欠点か。(4)産直市場はなぜ成り立っているのか。の4つの視点で参考書を探してみる。うまくいった話に注目するのではなく、苦労している所に目をつける。それが解決されれば取り引きはすぐにできるからである。
⑤収益は自分で試算表を作る
生産者で決算書が読めるという人はいるだろうか。限りなく0に等しいのではないだろうか。それでは一般の会社の社長と言われている人はどうだろうか。決算書が読めなくては仕事にならない。今から簿記を勉強しろというのではない。せめて読めるようにするだけで経営感覚はまったく違ってくる。このようなことは一度覚えるだけで読めるようになる。
税金対策も昔とは大違いである。衛星から写真を撮って、見張られている。少なく申告したら税務署が踏み込むことだってあるのである。経費で落とせるはずが税金で持っていかれたら、たまらないだろう。
⑥使う資材の棚卸は必ず行う
生産者は個人といえども事業者である。事業をするとなれば必要なことをしないと損をする。棚卸もその一つである。これは収益に直結する。農協の言いなりではダメである。節税ができる。⑤と⑥の税金の本もたくさん出ている。簡単なわかりやすいものがいい。まず最初は興味があると思ったものから手がければいいと思う。
こういう学習は夏の忙しい時ではなく、冬にやるものである。でも悩みに一番ぶつかりやすいのは今の時期だから、冬になったらやってみようと思うだけでも一歩前進ではないだろうか。
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