初期育成のカギ
初期育成のカギ
初期成育が思わしくない。そういう質問をよく受ける。初期成育が思わしくない背景に、基本的な問題が隠れている。これが見えてくると土壌をどう改良すればいいかが理解できるようになる。育苗して定植する苗はまだ体カがない。体カがないから、悪い影響をもろに受ける。これが順調にリズムよく育つようになれば、ほ場はいい状態を保っている事になる。初期成育はほ場がどういう状態にあるかを教えてくれるのである。では、早速この問題を検討してみよう。
(1)前の肥料が残留している
前の肥料が残留していて、異常還元した場合は酸欠状態になり、初期成育は悪くなる。例えばチッソ肥料を入れすぎて根が焼けるなどはこの状態である。玄米アミノ酸は分解カがないので、異常還元を促進させてしまう場合がある。これは土の臭いをかいでみればわかる。異臭がした場合が問題である。この改善方法は玄米アミノ酸のぼかしを10アール100?程度入れて、土壌改良する事である。それから定植する。
(2)土壌消毒による害土
土壌消毒にはいろいろな方法がある。薬剤でやる場合、太陽熱を利用する場合、バーナーで焼く場合などである。この時に硝酸カセイ菌が死滅してしまう。硝酸カセイ菌は無機態アンモニアを硝酸態チッソに変えてくれる働きがある。この硝酸態チッソがなくなると、発育状態は悪くなる。この解決策として硝酸カルシウムを4?〜5?を畑に入れると解決する。これに玄米アミノ酸のぼかし、または粉体をまぜて入れると効カは倍加する。ぼかしの方がコストが安いのでおすすめ。
硝酸カルシウムとぼかしで合計で20?〜30?ぐらいにするといい。これを散布したら2週間ぐらい養生する。(ねかせる)この間に硝酸カセイ菌が繁殖するというわけである。
(3)ロータリー耕による過細土
定植する前にロータリー耕で過細土すると、酸素欠乏になり、初期成育が悪くなる。まじめな人ほど落ちいりやすいワナである。酸欠になると、初期に必要とされる無機態成育が得られないことになる。チッソ飢餓の状態になる。チッソ分はあっても、吸収できないのである。これの改善方法はプラブ耕で下の土を荒く掘る。上のわずか5cmだけを細かくする。このようにすると初期成育はよくなる。
(4)老化苗
初期成育が悪いという原因に老化苗を知らずに使っている場合がある。植付適期の苗なのか、しっかり判断する必要がある。見た目が良さそうに見えても、培養土に欠陥があり、ホウ素が欠乏している事がある。そうすると成長がいじけて、褐色になってしまう。いい作物にならない。
この対策としては老化苗を見分ける目をしっかり持つ事。玄米アミノ液体を回数多くかけて活カを戻す事である。
この他にも初期成育を害している原因が考えられる。例えば、有機肥料の入れすぎ、大型野菜産地での単作経営による連作障害。
初期成育が悪い原因は、土壌にあるか、苗にあるか、耕し方にあるかのいずれかである。原因がわかれば結果は修正しやすい。つまり玄米アミノ酸をどう活用すればいいか、使う方法を考えれば解決できる。土壌が悪ければぼかしで改良すればいい。老化苗は液体で元気にしてから定植すればよい。そして耕し方は酸素がよく入るようにするのと玄米アミノ酸で微生物をふやせばよい。
さらにもう一つのポイントは硝酸カセイ菌。これを増やす為には硝酸カルシウム、硝酸石灰を使う。これも玄米アミノ酸と併用すれば初期成育はルンルンにうまくいくはずである。
玄米アミノ酸は自然物だから、いろいろなものと併用して問題になることはない。むしろプラスになる事が多い。この性質をうまく利用して初期成育に生かすのである。コストをかけずに毎回いい結果が得られると思う。
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メールありがとうございます
生徒さんがぼかしの作り方や使い方を覚えたら、
すばらしい技術になりますね。楽しみです。