作物の情報を読み取れば収量は増える

作物の情報を読み取れば収量は増える

収穫後の土壌管理

 農業は毎年、同じ事の繰り返し。病害虫も土壌病害もくり返しでは困る。希望に添った収量と収益の繰り返しでなくてはならない。どこに注意をすればそれが可能になるのだろうか。この所を難しく考えすぎていないだろうか。1月から今年の仕込みが始まる。その前にこのままの土壌で豊作は約束されるのか。チエックをしてみよう。

(1)根っこの状態
 植物は根から養分を吸い取る。根つこの状態が植物の健康度を示す基準である。例えば根が焼ける。これは肥料の入れすぎである。根毛が少ない。土に膨軟性が欠けている。つまり保湿カと弾カがない。根のはりがよくないのも同じこと。根毛の色が白くない。赤褐色に変化する。収穫期間の長い果実類やイチゴは後半に起こる現象である。これは微生物の不足。土壌の酸性が原因している。根っこの状態をよく観察すると、土壌は現在どうなっているのかがよくわかる。もちろんよくわかっただけではいけない。これを改善する必要がある。根の状態が改善されれば収量増は約東される。

(2)生育の不揃い
 種をまいたけれど、芽出しがバラバラ。良い所と悪い所がはっきりしている。これもよく見かける現象である。芽出しが遅く生長の悪い所は、最後まで手こずる。
手をかけた割には収益にならない。これは土を掘り返してみて排水を見直す必要がある。酸素欠乏になっている可能性がある。ロータリー耕ではダメである。土を深く掘るのである。深くといっても30Cmくらいでいい。ロータリー耕では20cmにしかならない。そうすると酸素が供給されて不揃いは解消される。

(3)土の悪臭と味
 収穫後の土の臭いと味をみてみる。土が悪臭を放っているようであればガスが発生している。腐敗である。くさっているのである。発酵しているのであれば香ば
しい、いい香りがする。ほんとうにいい土は、味も甘味がある。肥料をいれすぎると酸っぱいか、または苦い。

 収穫後の土の状態は定植前にどれだけ肥料を入れたか。その肥料は作物がどのように吸収したか、それで畑には何が残っているかのか、その答えなのである。この状態を見て対策を立てなくてはいけない。これを無視して、慣例的に昨年も今年も同じようにやると、どうなるか。同じように土壌病害と害虫にやられる事になる。このわずかの注意をするかしないかで、大きな差が出てくる事になる。特にチッソ、リン酸、カリの入れすぎは禁物なのである。入れすぎているかどうかは収穫後の土の状態で判断できる。ECの値が高すぎると思っていたら、迷わずやり方を変える。そうしないと昨年よりも今年がさらに大きな被害を受ける事になるからである。「それはわかっている。」「いろいろとやってはみているが思うようにいかない。」「肥料をやらなければ作物はとれないし、他に方法が考えられない。」

 簡単に解決できる方法がある。しかもほとんど失敗がない。玄米アミノ酸のぼかしをつくり土壌改良に使うのである。10アール100?程度である。セン虫や根コブなどの根の病気が心配とすれば醗酵二ームケイクを一割まぜる。これを畑が休んでいる時に入れる。このぼかしを作り、30Cm掘り起こしてすきこむ。月に2回くらい水をやる。後は微生物が24時間働いてくれる。短期間で土壌改良できる。畑が休んでいる時に肥料をやるとよくないと考えている人がいると思う。これは肥料ではなく土壌改良である。畑の元気を取り戻す為にやるのである。未分解のものも分解し、あらゆる問題が解決の方向に行く。楽して結果の出る近道である。





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