自然の力を最大限に利用する
自然の力を最大限に利用する
第一人者永嶋正光さんによる相談会
斉藤: ボカシはどのように作ればいいのですか。
永嶋: 粉体100kgに対して25〜30リットルの液を入れる事が一番いいです。水分残量によって塊ができてしまう事もありますが、よっぽど大きくなければ問題ないと思います。できれば作る時に何回もかき混ぜたほうがいいんです。3回はかき混ぜたほうがいいかな。
斉藤: 私のところは稲をやっているんですけど、これから大変楽しみです。
永嶋: 私の友達で去年からボカシだけで稲を作ってもらっている人がいるんですけども、米ぬかボカシ100kgで、すばらしい稲ができているようです。去年は粉体だけでつくってもらったんですけど、今年は米ぬかボカシ100kgを私が作ってあげたんですよ。ものすごい出来がよくて、これで米ができるんなら手間がかかんないで一番いいな‐って育ってますよ。でも、初期の田んぼの色が他と違って黄ばんでしまうんですが、そこをとにかく辛抱してやらないとね。追肥なんてしないでね。
神保: やっぱり茎の太さなんかもだいぶ違うんでしょ。
永嶋: とにかく葉っぱが上を向いていて元気な感じですね。
斉藤: 長嶋さんのところでは何を作っているんですか。
永嶋: 私のところはナスなんですけど、田んぼもやっているし、あらゆる作物を試験してます。すべてうまくいっています。
斉藤: やっぱり、微生物なんですね。微生物の働きで、根がよく張ったりするわけですよね。玄米アミノ酸を使うことでね。根がしっかり張れば、作物は自然によくなるんですよね。
永嶋: でも、私自身まだ信じられないところもあるんですけどね。年々、土壌の出来がすごくよくなってきたりしているんですよ。ちょうど5年目になりますけども、急に土が変わってきたのがわかるようになりました。トラクターで20Cmぐらい一回だけうなるだけで、もうすぐにベッドを作って植えちゃうんですけど、それで十分にできるしね。細い棒をさしてみると70Cm〜80Cmぐらい入っていきますよ。
神保: 土が変わってきたというのはどういう所が変わってきたと思いますか。
永嶋: 普通は砂地だから土の色が白っぽいんですけど、だんだん黒っぽくなってきたんですよ。土の層がまったく変わってきたみたいです。服に付いちやうと落ちにくくなってきちやいましたし、なんか土っていうよりも腐植に変わってきたのかな。
それに最近は、土の量が増えてきちやつてるんですよね。周りの鉄骨が錆びてきちゃってますしね。
神保: 腐植に変わってきたっていうのは、すごいですね。
永嶋: そうですね。今は私のところでは、マルチもしていませんしね。
神保: 今の農家の方で、マルチをしないというのは、かなりの冒険でしょ。
永嶋:ん‐。それはそうですね。冬場はマルチするっていう事になっていますからね。
でも、私のところではマルチしてないけど収量も変わらなかったしね。私のところのナスは、線虫自体はあまりつかないんですよね。今年なんかは全然土地消毒はやらないです。
神保: しなくても、線虫はいなかったって事ですね。
永嶋: ええ、だけど物によっては付きやすい物もありますからね。今回は、元外から二‐ムをボカシに入れましたので、好結果を期待してます。農薬の香りがしないし、土壌の感触もいい感じですしね。
>神保: 基本に忠実にやっていけば、結果は出るんですよね。うまくいかない例というのはボカシを入れて、さらに肥料を入れてしまったりした時ですね。
永嶋追肥もしないで、ちゃんと作れば、できた米はおいしいですよ。お客さんが勝手にはかってしまったんですけど、数字的にも新潟のトップの米と変わらないみたいです。ただ、通常の化学肥料を使ったやり方よりも、1俵か2俵少ないです。
斉藤: あまり多く取りすぎないのが、うまいんだっていうのは、よく聞きますよね。
永嶋: ブレンド米になったら高く売れるんだから、変わらないですよ。すぐに、使った年に味の結果はでてきますしね。
神保: 千葉の永嶋さんのところで、新潟と同じ米ができるっていうのはすごいですね。土の質も山土と砂土ではちがうのにね。同じような食味が出るとはね。
坂本: 私も稲を作っているんですけど、ボカシ以外は使っていないんですか。
永嶋: ええ、稲の場合は1反歩あたりボカシ100kgで十分いけます。忙しい時でなくても、田んぼが乾いてるときに散布してやれば、いい米ができますよ。
坂本: 草は生えてきません?除草剤は使いますか。
永嶋: 田んぼの多い人はね、手で取るわけにもいかないですから、除草剤を使うのは仕方ないですけど、本当は使わないほうがいいですけどね。
坂本: メロンも作っているんですけど、2番生りもおいしくて喜ばれています。
永嶋: そうそう、2番生りもおいしいですよね。糖度が充実していることもさることながら、食感がいいんですよね。
酸味と甘みのバランスがいいんですよ。トマト、メロン、キュウリ、ナスすべてに言えますけどね。
坂本: 追肥はしてないんですか。
永嶋: どうしても追肥がしたくなったらボカシを散布してやればいいですよ。ボカシは乾いた状態で入れて、しばらくおいてから、水をやらないといけないんですけどね。そこらへんをしっかりしていれば、後は、水を適度にやるだけで、すばらしく育ちますからね。
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メールありがとうございます
生徒さんがぼかしの作り方や使い方を覚えたら、
すばらしい技術になりますね。楽しみです。