海外には安くて質のいい農業生産者がザクザクいる!日本高齢生産者どうなるの...?

農業 農業事業の環境は激変しつつある。その一番の原因は高齢化である。これがチャンスを作り出している。農業は工業のように大規模化されて組織化されようとしている。「え!どういうこと、それなら農協だって組織だよ...」組織の意味が少し違う。例えば・・・

植物工場を知っているだろうか。発光ダイオードなどの人工光で野菜を栽培する方法である。これが工場の空スペースで作られる。不況になって仕事がなくなると工場の空スペースはたくさん出てくる。このスペースに栽培設備を導入すればすぐに農産物ができるのである。しかも年40毛作、年間で40回転もするというのである。昨日まで機械油にまみれていた人が同じ工場の中で野菜を作り始めるのである。農業



 農協のやり方とは違うでしょう。業務用スーパーというのがある。全国に496店舗もある。このスーパーが野菜の自社生産を大規模に始めたのである。北海道で231ヘクタールの土地を所有して加工品まで一貫生産して作るというのである。それだけではない。カンボジアにも1800ヘクタールの土地を借りて野菜の生産をする。ここも工場と一貫性を目的にしている。さらにエジプトにも農場を計画している。働く人はみな社員である。農協のように個人の集りではない。資金量もあり技術もあり人材もいる。しかも若い。



 「でもそんなことで採算が合うの...」採算はもちろん合う。規格外は加工にまわす。大量に取れたら目玉商品にして格安で販売する。売り先の異なる農協とは違う
のである。



 スーパードライのビールで有名なアサヒビールも中国で現地生産を始めた。目的が中国の国内販売である。中国は中産階級が激増して消費力が格段にアップした。日本よりも中国の方に魅力が出てきたのである。しかも有機無農薬である。牛乳も売っている。1リットル300円以上である。日本よりも高い。それでも売れる。これを日本に持ってくることはいとも簡単である。労働人口には困らない。



農業 この動きは業務用スーパーやアサヒビールに終らないだろう。日本の農業生産人口が高齢化したとしても何も困らないということである。しかも岩手の農業生産者は大規模機械化をして生産効率を上げようとしている。これも昔の大規模化とは違う。販売先や採算を充分に考えてから大規模にしているのである。農水省の口車に
乗っているわけではない。


 結論を言うと農業生産人口の高齢化はすでに解決されたといっていい。役割の終った農協が再び復活することはあり得ないのである。だから一番困るのは農協に頼っている生産ということになるのである。チャンスがもうないのかというとそうではない。人と同じことをやってもダメなのである。何才になってもチャレンジである。人のできないことを小面積でやればチャンスは生まれてくる。


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