異業種の参入で農業ビジネスが花ひらく!
農業に熱い視線が集っている。異業種の新規参入である。残念ながら過去の農業生産者では発想すら生まれてこない。
出版会社が農業有休地の利用を考えている。出版業界は大不況のまっ只中である。活字離れが深刻で雑誌を買う人が減った。その中で毎年、確実に売り上げを伸ばしている会社がある。
(えい)出版社である。社長は角謙二さん。この会社は「オタク本」しか出版しない。つり・ゴルフ・ヨット・モーターバイクなど極一部の人にしか興味のないようなものばかりを出版している。その数、487種類。最低でも4万冊〜5万冊は売れるというのである。いかにオタクの多いことだろうか。
雑誌出版の編集長の選び方がまったく変わっている。やりたいと一番強く思っている人に任せる。好きなことでお金をもらってできるわけだから夢中になって仕事をするというのである。楽しいとか好きというのはほんとうに大事である。大ヒットはないけれども確実にオタクの心をつかむことができる。最初から大きな利益を考えていないというのである。この出版会社が農業有休地の利用を考え始めたのである。「コロニーヘーヴ」である。デンマークでは100年以上も前から耕作放棄地の利用を考えている。それが「コロニーヘーヴ」。何をするかというと有休農地を借りて、土曜と日曜だけ農作業をする。それも一人ではない。多くの仲間と一緒にやる。仲間が集まるための小屋を作る。これはみんなで手造りをするのが基本である。

週末の土日は仕事を忘れて都会を離れ、土に親しもうということなのである。角さんはこれを都会の人のライフスタイルにしようとしているのである。土、日を田舎で暮らすことがカッコイイ、ステイタスに必ずなるというのである。
一方農業生産者からこれを見ると楽しくも何ともない。「そんなこと毎日やってバカね…」である。だから農業生産者は成功しないのである。自分が現在やっていることが他の人から見たらどれだけすばらしくて、うらやましいことなのか。少しも感じていない。
都会のサラリーマンは疲れ果てている。毎日がストレスの連続なのである。夕方になると居酒屋に立寄って仲間とグチをこぼして酒をあおってストレスを解消する。夫婦の仲は悪くなり体を壊す。もっと何かいいことはないかと常に考えているのである。いいことがあったらお金を使いたいと思っているのである。生産者がちょっと頭を使えばもういらないというぐらいお金を落としてくれる。そういう、すばらしい財産を持っていることに気がついてほしいのである。農業有休地の利用を考えることができるのは異業種参入だけではあまりにも、もったいないと思う。
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メールありがとうございます
生徒さんがぼかしの作り方や使い方を覚えたら、
すばらしい技術になりますね。楽しみです。