生産物の点数は「お客様」に聞け”が商売の原則
農業をしていて一番うれしいことは手塩にかけて栽培した作物が「旨い」とほめられることではないだろうか。誰でもほめられたらうれしくなる。もっといいものを作りたいという気持ちになる。もっといいものを作るとさらにお客様が喜んでくれる。毎年、出来上がるのを楽しみにしてくれるようになる。注文が定期的に来るようになる。注文をしてくれたお客様が友人に話をする。「何々さんの作ったぶどうがとてもおいしいのよ」「何々さんが作った里芋がびっくりするほどおいしいの」
観光果樹園をしておられる方はこのことを実感していると思う。これは実に大切なことなのである。そして思っている以上にお客様は敏感に反応する。「500円の里芋を買うために2000円のタクシー代をかけて買いに来た」なんていう話は普通になる。「今年の出来は上々だった」。それが何で証明されるかというと「商品を送ったら、またすぐに注文が入った。いままでこんなことはなかったな…」出来の良さにお客様が感動したのである。
こういう経験は誰でも大なり小なりあると思う。これは商売の原則であり、もっとも大切な条件であることを知っている人はほとんどいない。商売繁盛の原則はどの商売でも同じなのである。お客様がどれくらい満足をしたかで決定される。そこに自分の都合や理屈をつけてはいけない。お客様が満足すれば合格、不満足なら落第である。
農協中心に市場出荷をしている生産者は全くこの結果に関係しない。もちろん興味もない。出荷をする人も流通する人も買う消費者も何の応答もない。すべて事務的に処理される。それは合理的かもしれないが、もっとも肝心な働く意欲や喜びが出て来ないのである。そればかりか何をしていいのかもわからない状態になる。無反応ほど恐いものはないのである。
どこに何をどういう形で出荷しようとも、買ったお客様に話を聞くことが大切なのである。買ってくれたお客様がスーパーマーケットなら、実際に売り場に立ってお客様の声を聞く必要がある。聞くことを恐れてはいけない。ダメならダメで新しい方法をやってみようという気になるのである。良かったとしたら継続すればいい。
これが実行できる生産者は必ず大きく成功をする。すべての事業の原則だからである。むずかしいことは何もないのである。納得するまで聞いていくことである。その結果、自分の売り先がはっきりと見えてくる。どういうお客様にどういう商品を提供すれば一番喜んでもらえるかという最も重要なことが明確になるのである。どんな事業でも、これが出発点であり終着点なのである。
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メールありがとうございます
生徒さんがぼかしの作り方や使い方を覚えたら、
すばらしい技術になりますね。楽しみです。