病害虫対策は知っている人に聞くのが早道

病害虫対策は知っている人に聞くのが早道

 7月に入った。この時期は病害がはっきりと出てくる。病害にやられたら7月の始めで収穫は終る。今年もダメだったかと大きなタメ息である。

 病害虫をむずかしく考えてしまうと楽して儲かる農業にはならない。すべてのほ場が病害にやられるわけではないのである。なぜ病害にやられないのか、理由があるのである。わかりやすく言うと病害虫にやられない方法を知っている。病害虫にやられる人はその方法を知らない。そして、その対策を聞く相手を間違っている。農協や農薬メーカーに聞い
たらどうなるか。答えは決まっている。農薬の使い方が少ないからですよ。ますます病害虫がはびる事になる。

 では誰に聞くのか。病害虫にやられない方法を却っている人に聞くである。これは、ほ
場を見ていればすぐにわかる。その人に深々と頭を下げる。わかるまで聞く。わかったら実行する。それだけである。「でも教えてくれないかもしれない。」そういう心配をしている人は生涯、病害虫と縁がきれない。ずっとお友達である。

 「すばらしいほ場ですね」と一言ほめる。ほめられて人は悪い気がしない。つい話をしたくなる。後は「なるほどね」とあいづちを打つだけでOKである。実に簡単である。

 病害にやられない方法はまったく、むずかしくないのである。肥料の入れすぎ、入れる時期の間違い、それだけである。特に夏場は分解が早い。すぐにチッソになる。これが硝酸態チッソになり、多すぎて行き場を失うとすぐに腐る。無機物になっているから当然である。腐ると 病害虫の工ジキである。

 これは土の臭いをかいでみるとすぐに わかる。潅水した次の日に1カ所ほど移植ベラで少し深く掘って見る。土の香りをかぐ。いやな臭いがしたらいやな予感である。つまりチェックを怠らないでやるという事である。これだけで病害虫は予防できる。

 病害虫にやられる前から農薬をまくなど、ド素人のやる事である。ほんとうのプロはやらない。土壌消毒も同じである。土を掘って香りを嗅ぐ。土を食べて見る。これだけで土の状態がかなり理解できる。

 むずかしい測定機など、なにもいらない。人間自体が測定機なのだ。これをやつていると人の話を聞いた時に「なるほど」とすぐに理解できる。病害虫にやられない方法をさっそく実行してみよう。楽して儲かる農業が実現する方向が見えてくる。





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