もっとも効率的な「土づくり6つ」の方法!

玄米アミノ酸 土づくりは4回目、今回で最終回になる。春に向けての参考材料にしてほしい。今回お伝えした土づくりは一般に言われている土づくりとはかなり違っていると思う。一般に言われている土づくりは有機肥料をたくさん投入すると土はできるように書いてある。

それを信じて土づくりをするわけだが、うまくいったという声は案外少ない。その理由は現場の仕事を無視しているからである。人間に同じ人がいないように土も場所によって性質が異なる。そこに作物を植えて長年、栽培をしているとしたら、さらに性質は変化する。これを無視して土づくりをしても土はできないのである。



 土の性質や状況によって、やることが根本的に違ってくる。初回と2回目で書いたように自分が作っている土はどういう土なのかを把握することがまず最優先に必要なことであることを忘れてはいけない。



 今回は土の状態を5つに分類して、状態ごとに対策をアドバイスしていくことにする。土づくりの基本中の基本なのだけれども、長年農業をやっているプロでも、大規模な専業農家でも、この基本を無視した結果、大きな損害を受けている場合が少なくないのである。これは驚くべきことである。



玄米アミノ酸
(1)肥料分のないやせた畑の土
 山を開墾した新しい土の場合とか、無理やり土地を改良した場合などが、この例になる。家庭菜園の土などはこの例に入ると考えていい。やせた土に肥料を入れても効
かない。有機も化成もどちらもきかない。理由は土である。日本の土壌は基本的に酸性土壌なのでP・H調整をする必要がある。P・Hを分析して酸性が強ければ石灰とマ
グネシウムを入れて、まずP・Hを改善する。それから有機肥料を入れる。やせた土の場合はその次にぼかしを投入した方がいい。何もエサがなくては微生物も働きようがない。たったこれだけのことだけれども、これを知っているといないでは大違いである。酸性の土のままだと作物は成長せずに小さいままで終了する。



玄米アミノ酸
(2)肥料をやりすぎてメタボになっている畑の土
 これは長年、有機肥料を大量投入した畑の土によく見られる現象である。特に鶏糞を入れている所が肥料過剰になっている場合が多い。チッソ、リン、カリ、石灰の過剰である。やせた土からスタートをすると急に収量が大きく増大することがある。



 これはいいと考えて、さらに肥料を入れる。今度は逆になって収量がガックリ落ちる。この改善方法は深耕ロータリをかけて5?ほど深く掘るのである。そうすると5?分だけ新しい土と混合することになる。5?分だけ肥料過多が改善されるということになる。わずか5?と馬鹿にしてはいけない。5?でも深く掘れば10アールでどれだけの土の質になると思うか、酸素の供給量はどれだけふえると思うか、これだけ土壌のバランスは大幅に改善される。肥料も片寄りもなくなるのである。



玄米アミノ酸
(3)水分の多い過湿過剰になっている畑の土
 適地・適作というのがある。水田転作の過湿畑は基本的に畑作に向かない。にもかかわらず、これを無視してトマトなど栽培すると灰色カビなどが大発生してしまう。もちろん改善する方法はある。空井戸を掘ったり、暗渠(あんきょ)の排水を入れて、排水をよくするのである。排水をよくしたからと言って、土の性質がすぐに変化をするわけではない。味も品質も収量も期待できる土にするには長期間の投資を覚悟しなくてはいけない。特に問題なのは水分が多いために有機肥料を入れると腐敗して、還元状態を作ってしまうのである。化成肥料が中心にならざるを得ない。そうすると味はよくない。お客様の評価は低いということになる。適地適作の場所えらびは何よりも大切である。暗渠に使う管は塩ビ管よりも陶器の素焼き管がすぐれていることは知っていて損にならない。



玄米アミノ酸
(4)重粘質の畑の土
 重粘質というのは土が粘土で重たい土である。排水もよくない。乾燥すると水分が全部抜けてカチカチになる。とても扱いにくい土である。扱いづらい土ではあるが、良い面もある。人参・ごぼう・玉葱などの根菜類を作ると形状は悪いけれども抜群に旨いものができる。形を気にせず味だけを求める外食レストラン向けなら大変に喜ばれる。販路があるなら味重視で栽培すればこだわりの野菜が作れる。

 土の改良はむずかしい。大型の機械を入れて土を切りあげる方法を取るが、またすぐに戻る。



玄米アミノ酸
(5)化成の石灰過剰の畑の土
 マルチをしている所に多く見られる。マルチをすると水に溶けないので石灰がそのまま残る。一時的にアルカリになってしまう。これは深耕ロータリ、またはソイラーで5?ほど深耕して新しい土とまぜれば簡単に改善できる。



(6)肥えすぎて過湿で粘土質の畑の土
 最悪といえば最悪であるが都市近郊にはこういう土が比較的に多いことは頭に入れておく必要がある。これは大型の機械を入れて表面の土10?を土の面積の20%に寄せる。残りの80%を天地返しをする。そして表土の土10?を戻す。これは土木工事になるが案外安くできる。10アールで10万円ほどである。土のたて浸透がよくなり土壌は改善される。

関連記事

  1. 基本が間違っていれば何年経っても土づくりはできないことに気がつけ!
  2. 「切花」研修で息が止まるほど苦しかった土壌消毒が忘れられない
  3. 「百姓でも会社経営はできるんや」
  4. 「エコマーク」がほしいなら青森の木村さんに学べ!
  5. 肥料がうまく効かない理由がある
  6. もっともむずかしい塩害を解決した感動のリポート
  7. 植物の立姿で生理状態がわかる
  8. 「植物の生理」を知れば、すべての悩みが解決する
  9. 育苗の技術で病害を予防する方法
  10. 一年の計は「土・水・肥料」にあり!
  11. 冬場の施設栽培は設備費との勝負!借金の返済はどうやってやる?
  12. 農業を大規模生産した時に必ずぶつかる大きな問題
  13. わけのわからない 土壌分析が簡単にわかる方法
  14. みかん、りんごの果樹栽培はほ場適地で70%が決まる
  15. 建国わずか20年で農業輸出国になったイスラエルの農業生産
  16. 作物が求める理想的な水分量を簡単にわかる道具がある
  17. キャベツは酸素を求め、 湿害が出やすく、乾燥に弱い。
  18. 夏場のほうれん草は収入になる
  19. メロン栽培で億万長者も夢ではない
  20. 栄養のの貯蔵庫のジャガイモ 栽培7つのポイント
  21. キューリ栽培を安いコストで秀品だけの収穫する方法
  22. おいしい米を作るにはコツがある
  23. トマト栽培は上手と下手では3倍の収入の違いが出る
  24. 観光果樹園の悩み・・

TOPPAGE  TOP 

カテゴリー

サイト内検索


農業 生産/栽培に関する情報

農業 経営に関する情報

農業 問題に関する情報

農業 技術に関する情報

農業 研究に関する情報

農業 環境に関する情報