自分の畑にどれだけ微生物がいるか、 知りたくないですか。

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業はなぜ、チッソ、リン、カリの三要素から抜けられないのだろうか。三要素が必要ないといっているわけではない。チッソ、リン、カリが植物を育てるために、もっとも大切な栄養素であるという発見があってから農業は飛躍的に進歩して生産量も急伸した。しかし、この栄養素を重視するあまり、大切な事を見失ってしまったのである。それは「微生物」である。自然の山野草が元気なのは「微生物」の働きである。農業も「微生物」が第一で三要素は二番目になってもいいはずなのである。

 理屈を言っているのではない。これをよく知ると無駄なお金を使わなくて済むようになる。病害虫とのイタチごっこから開放される。他の人には絶対に真似のできない自分だけのノウハウができる。一人勝ちが継続できる。
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 現在の農業はなぜ微生物を重視しないのか。その原因は大学の研究室にある。多くの国立大学には農学部がある。本来の目的は、地域農業が発展するために、貢献していくために創立されたものである。



 その大学で微生物の検定をしようとすると恐ろしく厳格な環境と手順が必要で一検体に二ヶ月も三ヶ月もかかる。しかも、部外者は一切入れない。完全な密室で行われる。



 これは現場で使えるだろうか。とても実用的とは言えない。自分の畑にどれだけの微生物がいるかというのはみんな知りたいことだと思う。本来はこの要望に答えられるように研究すべきなのに現実はそうなっていない。



 では、まったく不可能なのだろうか。実はそうではないのである。関先生は土壌微性を目視できるように挑戦している。案外、簡単にできるのである。



 食品の菌検査用の試薬を使えば短時間でおおまかな事は理解できるようになる。その方法というのは?畑の土を1g持ってくる。?試薬を使い4段階に希釈して一万倍に薄める。?一万倍に希釈したら1cc取り出して培地のシートにのせる。?このシートを保湿機に入れて12H〜48Hの培養をする。



 これを行うだけで、大体どれくらいの微生物が畑の土にいるかがわかるようになる。農業



 わかるのは微生物の量だけではなく、カビの量も目視できる。カビの量と微生物の量と比べて見て、どちらが多いか。これを判定する。何がわかるの・・・?。カビが多ければ病気が出やすく、肥料の分解も進まない。微生物が多ければ肥料も分解され病気も出ない。例えば薬剤で消毒した後はほとんど微生物は見当たらなくなる。



 微生物検定というのは生産者にとって非常に重要であり、役に立つものなのである。低コストで短時間で結果が出れば、さらに利用価値は高まる。こんな便利なものなら大学で研究開発して一般の人が使えるようにしたらいいと思うのだが、それができない。今後もできないと思う。
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 不可能なわけではなく、研究の形式を守りたいのである。もっとわかりやすく言うと、大学は現場の生産者に関係したくないのである。



 だからここにチャンスが生まれてくる。微生物農法を自分のものにした方は一人勝ちである。誰も真似ができない。微生物については誰が認めても認めなくても、すでに自然の法則なわけだから誰も否定できないものなのである。



 「微生物を畑にたくさん増やしたとしても、土がよくなったとしても、何かメリットがあるのかな・・・。」自己満足で終わるのではという心配なら必要がない。



 微生物の一番大きな役割は有機物の分解である。化成肥料にしても有機肥料にしても微生物が媒介することで栄養分に大きな差が出てくる。生産物にアミノ酸成分が多い。ミネラル成分が多い。ビタミン成分が多ければ、それは誰でも納得して理解されて価値として通用するものである。お客様が一番ほしがるものだからである。
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 みなさんになじみ深いチッソ、リン、カリは、あくまでも生産者の側にしか通用しないものである。お客様が望んでいるものではない。お客様は生産については全く知らないし、興味もない。また、知識もない。安全でおいしければいいのである。



 みなさんはどちらの立場に立って物事を判断しているでしょうか。もう一度言いましょう。あなたの商品を買って下さる方は、消費者である。チッソ、リン、カリだけで消費者が納得するものができるでしょうか。答えはノーである。はっきりと消費者の側に立って生産することがとても大切なのである。
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 消費者に満足して喜んでもらえるものを作るには微生物の活用以外にはない。消費者の立場に立てば、微生物の重要性はさらに重みを増してくる。ファンもつくし、お金にもなる。



 関先生が挑戦している誰でも使える微生物検定は、生産者にとっては大きな力になるものである。もう少し時間は必要かもしれないが、これができると自分の畑が正確に判断でき、確実に旨いといわれるものが作れるようになる。日本で始めての土壌微生物性が明らかになるのである。待ち遠しい道具である。
 微生物の話はまだまだ続くよ。





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