夏場のほうれん草は収入になる

 ほうれん草には夏作と冬作がある。旬はもちろん冬である。雪を少しかぶっても生き生きとしている。冬は誰でも作れると言ってもいい。問題は夏である。夏のほうれん草は作りにくい。しかし、これが出来たらいい収入になる。ほうれん草を主要作物で作っている人は少ないと思う。言わばアルバイトである。アルバイトでも賃金の高い低いはある。高い方がいいに決まっている。

 ほうれん草は、チッソを好む作物である。しかも、硝酸態になっているチッソである。有機肥料を入れてチッソになるには有機物が分解されて硝酸アンモニウムになり、チッソになる。ほうれん草は、そのアンモニアに弱いのである。




 チッソは大好きだけれどもアンモニアに弱い。この問題を解決するのがペーハーである。土壌のペーハーは7がもっとも適正である。ペーハーが7になると硝酸態が安定するからである。酸性になると有機物が硝酸態に変化しにくくなる。アンモニアの状態でとどまる事になる。こうなると最悪である。




 だから苦土石灰を多く使うのである。10アール5袋〜10袋も入れる。畑が真っ白になるそれを見て尻込みしてしまう人がいる。これは心配がない。石灰をまいたら10
cm〜15cmの深さの土に混ぜるのを忘れないようにしたいものである。




 ほうれん草は発芽がしにくく、播種してからの生育が遅い。これを解決する方法がある。種を浸水させて前処理をするが、この時にぬるま湯(30℃ぐらい)を使い、玄米アミノ酸を1%希釈で入れる。発芽して播種したら2000倍の玄米アミノ酸希釈水を与える。回数を多くして与える。発芽がよくなり、初期成育もよくなる。




 さて、夏場のほうれん草に話しを戻してみましょう。夏場のほうれん草は立ち枯れが出て、とても作りにくいと誰もが思っている。これを上手に作るには土の中に硝酸態のチッソをしっかり作っておけばいい事になる。「硝酸態のチッソがあるかどうかなんてどうしてわかるのよ。」もちろん土壌分析すればすぐにわかる。




 しかし、もっといい方法がある。アンモニアを硝酸態チッソに変えてくれるのは微生物である。微生物が多く、土壌がフカフカして排水がよく、ペーハーが7ぐらいであれば夏場でも質のいいほうれん草ができるという事である。




 その為には質のいい肥料である。有機物でも完熟したサラサラの物を使う。そして玄米アミノ酸のぼかしで微生物を増やす。これが出来ていれば立ち枯れの心配もなく作れる。




 大切なポイントは、ほうれん草が好む土壌の環境作りである。出来ているかもしれない、ではダメである。自信を持って出来ていると確信できるように土作りをする。





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